TOUMAのキャラクター制作術セミナー開催しました



Creators Night vol.12 セミナー写真

5月31日土曜日18時半からてんぶす那覇会議室にて、第12回となる、Creators Night 「TOUMAのキャラクター制作術」を開催しました。

当日は、大勢のお客様にご来場いただきありがとうございました。思ってないほどの来場者数でしたので、受付や誘導などご迷惑をおかけしたかと思います。申し訳ございませんでした。

オープニングは、今年沖縄に進出を予定しているダイナモピクチャーズ様の会社案内と沖縄での展開についてスピーチしていただきました。
現在、オフィス開設のために準備中とのことで、100名規模の老舗CGスタジオの沖縄進出は、県内のCG界にプラスになるんじゃないかと期待してます。
ダイナモピクチャーズ今後も注目です!


Creators Night vol.12 セミナー写真 作品解説中のTOUMAさん

セミナーは、TOUMAさんの作品紹介の第1部と、来場された皆様からの、質問にこたえるQAパートで構成されていました。
Facebook、ブログでは全く質問が集まらなかったのですが、当日思いの外会場の皆様からご質問をいただけたので、ホッとしましたw

以下は、会場でいただいた質問です。

Q 海外展開を行うにあたりエージェントはいますか?

昔は今したが、今は何度もアメリカに行くうちに日本語のしゃべれるアメリカ人と知り合いになり、その人が通訳として手伝ってもらうだけで、自分でやりとりを行ってます。やりとりは英語です。

Q デザインを依頼されたときには、自分のやりたい方向でデザインしたりしますか?

自分のやりたい案は気合いを入れてデザインして、捨て案はそれほどでもなく作ります。でも、捨て案を選ばれることもあるので、気をつけないといけないですね。

Q こどもの頃趣味でキャラクターデザインをしていたと思いますが、今とこどもの頃どちらが楽しいですか?

今の方が絶対楽しいです。こどもの頃は、技術力もないし、モノマネしか出来ないし、オリジナルがなかった。今は、自分のタッチというか、オリジナルが作れるようになったので、今の方が楽しいです。

Q 他とは違う自分だけのスタイルを作り上げる際に苦労した点はなんでしょうか?(城間さんからの質問)

スタイルを作り上げる事では、あんまり苦労してない。
ナックルベアの高い評価が自分の思わぬ所で、自分のスタイルを決めてしまっていた。ナックルベアと異なるスタイルで提案すると、クライアントから「いやそうでは無くて、ナックルベアで」と言われてしまう。作り上げると言うよりも逆に、うっかりナックルベアで確立されてしまったがために、スタイルが固定化されているのが悩み。だから、MAOCATとか違う事に一生懸命やってるんじゃないかなと思う

Q 社会に出る前にクリエイターとしてやっておいた方が良いことがあれば教えてください。

若手のクリエイターのたまごにもよく言うのですけれどもクリエイティブなことだけでなく、今のうちにいろんな物を見たり、言ったりした方がイイよと、よく言います。自分の経験からしかアイディアとか出てこないので、いろんな事しといた方がイイと思います。いろんな物を見て、感じて、経験した方がイイと思います。

Q 会社勤めをやめて、キャラクターデザイナーとして一人でやっていけると思ったのはいつ頃ですか?(ゲームデザイナー)

独立のきっかけは、ドクターストップで会社を辞めたのがきっかけで、目の使いすぎで、モニターを見る仕事を辞めなさいと脳神経外科の医者から言われて
「あぁこれはもうコンビニのバイトするしかないのかな〜」と思いました。
でも、二人目のこどもも生まれるし、これじゃいけないと思い
ほぼ寝ないで、フィギア作って、塗装して、デザインフェスタで発表したりしてました。でも、これで行けるなと思ったのは、いつだろうなぁ〜。ナックルベアは2006年に、今のタカラトミーアーツさんからガチャガチャになったんですよ。その時でさえ「君の知名度はギリギリのラインだ」と言われました。だから、その時もまだ行けるとは思ってませんでした。
有名なキャラクターとコラボレーションしたとき、これは行けるかもと思ったかも(城間さん 2009年?)いや、仕込みがあるので2008年頃ですね。だから、会社止めて、7年ぐらいはオレ大丈夫かなって思ってました。自分のキャラクターのソフビが海外メーカーから出たときも不安でしょうがなかったですね。

(城間さん)辞めたきっかけは、健康第一、健康で止めた方が絶対いいということですね。笑

Q 最初のアイディアから、作品をより魅力的にどんな事を気にしながら、ラフからブラッシュアップの作業を行いますか?

たぶん、(作品としての)ブラッシュアップをほぼしない。電車に乗ってるときにでも、景色などから受けたイメージをキャラクターのパーツとしてA4の紙に描きます。そのパーツとしてブラッシュアップします。そのストックの中から、発注のあった時点で組み合わせていきます。

これを聞いて、Creators Night の感想
たぶん、質問者の言う意味でのブラッシュアップは、パーツを組み合わせて行く段階でも行われているのだと思います。ただ、TOUMAさんは、そこはあまり意識していなくて、外から受けたインスピレーションをパーツとして落とし込むことにより神経を使っているような印象を受けました。キャラクターでは無く、アイディアを磨き上げる!

Q 今後の目標というか、これが出来たらすごいうれしい事を教えてください。

最終的な目標は、ちょっと笑われるかもしれませんが、歴史に名前を刻むことです。未来の人たちが、フィギュアアーティストにTOUMAっていたよねって言ってもらえるような爪痕を残すことです。ただ、今のペースでは遅いので、もう少し気合いを入れなきゃいけませんね。

Q 地方で活動することはどうですか?東京と違いとか沖縄で制作する事ってどう思いますか?

城間さんと出会った頃、まだ城間さんは東京で働いていたのですが、「沖縄に行きます」って言われたときに「はぁ??」と言ったんですね。「何で行っちゃうの?」「大丈夫かな?」って思いましたね。
というのは、情報量が東京は半端なく多いですよね。ただ、城間さんの戻ってからの動きを見ると「アリだな」と思うようになりました。
沖縄に密着して、作品を作ってるし、それをバンバン発信してるし、フットワークも軽いので、頻繁に関東にも出てくるし、海外に行こうって誘うと一緒に行くし。このフットワークの軽さがあれば、地方にいても大丈夫じゃないかな。

いま地方の人たちと組んで、地方活性化のために出来ることとして、イベントを立ち上げたりしてます。だから、べつに東京じゃ無くてもいいんじゃないかと最近思い始めてます。

でも、沖縄に引っ越そうと奥さんに言うと却下されました(笑)

城間さん:
沖縄に帰ってよかったと思うのは、東京にいるとTOUMAさんはじめ、日本や世界でもトップクラスの人たちがたくさんいるわけですよ。だから、東京にいるだけだとその様な人たちといきなり出会って交流することは難しい
でも、沖縄に帰ってきて、沖縄代表としてがんばっていれば、トップクラスの人たちともフツウに接することが出来るし、いきなり世界のトップはムリでも、地方代表ならなりやすい。当然、それには周りから認められる努力と実力がが必要です。でも、地方から攻めるのは、アリじゃないかなと感じてます。

Q アニメ化とか興味ありますか?

アニメは興味あります。でも、すごいお金かかるんですよね。デザインフェスタとかで展示してても、平面よりも、立体、立体よりも注目されるのは、映像なんですよね。だから、映像作りたいんですけれども、お金ができたらフィギュア作っちゃうんですよね。だから、資金的にね(笑)

Q 有名なキャラクターとコラボする上で大変だったことを教えてください。

ホント大変です。自分のデザインをする事は出来るんですけれども、キャラクターの版権元から許可されないことあるのが難しいです。
あと、思い入れのありすぎるキャラクター たとえば、バルタン星人なんかは、ほとんど自分のアイディアを入れることなくマンマなんですね。強烈なデザインには太刀打ちできない。そこも難しい。
ただ、勝手にやったジャバ・ザ・ハットなんかは、ぱっと見、汚物にしか見えないのですが、これなんかルーカスアーツに喜んでもらいましたからね。何がダメで何がいいのかよく分からない。ちょっと悪ふざけで描いたんですけれどもね。その線引きが難しいw

あと、映画のキャラクターたとえばトランスフォーマーだと、元のデザイン画とかは、パラマウント、ハズプロ、タカラトミー、オレの順に降りてくるのですね。だから、デザインが出来ても、今度は逆に、タカラトミー、ハズブロ、パラマウントの順にそれぞれプレゼンしなきゃ行けない、そしてダメなら、またその順で戻ってくるから、すごい時間がかかる。だから、映画公開されてもまだデザイン画出したりしてます。そんなもんだから、商品化されても、フィギアでは無く、印刷物だったりして、展開できずに終わることもあるのでそれも難しい

Q 作られたキャラクターのライセンスはどのように気をつけてますか?

キャラクターを営業してもらうために、ライセンサーと呼ばれる方にキャラクターを預けることがあります。でも、よく言うのはライセンサーは信用するなと言ってます。キャラクターは、有名無名いろんな人のキャラクターを取り扱ってて、クライアントにプレゼンしても、選ばれるのは有名な人のキャラクターが多い。だから、自分で営業するようにしています。そして、その時の利益は慈雨分だけの物になるよう、ライセンサーと契約しています。

ライセンサーに任せていると、自分が希望しない仕事もとってくるんですよね。だから、自分で出来る範囲で動いた方が良いんじゃないかなと思います。

城間さん:
実はボクも5年前にライセンサーにBUDOGというキャラクターを預けていました。BUDOGは、角張っているのが売りなんですけれども、丸くできませんかと言われました。以上です(笑)

この後、ご厚意により、TOUMAさんからは、MAOCATとHICH BEARのフィギア、城間さんからは、BUDOGのキーホルダーをご提供いただき、参加者全員でじゃんけん大会を行いました。今回初めてだったのですが、盛り上がりました。ボクも参加したかったなぁ〜


懇親会写真1

そして、懇親会へ。今回も牧志公設市場近くの魚屋さんを借り切って行いました。今回すごかったのは、東京や、兵庫、福岡など他県からの参加者も多く、懇親会にも皆さん参加されていました。これもTOUMAさんの知名度のすごさでしょう。


懇親会写真2

あと、生後間もない赤ちゃんまでw
これも今回初めてでしたが、とってもおとなしい赤ちゃんでした。もしかしたら、大きくなったらキャラクターデザイナーとかになっちゃうかもしれませんね。
それまで、Creators Night 続けようと思ったりしましたw
(ちなみに、城間さんがだっこしてますが、城間さんのお子さんじゃありませんw)


懇親会写真3

そして、ほぼ全員で2次会へ


懇親会写真4


懇親会写真5

今回も、素晴らしいセミナーが行えました。
次回は7月12日土曜日に開催します。
また、次回もお楽しみに〜

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